maar の想い③

「早発卵巣機能不全の疑いがあります。」

「そうはつらんそう・・・?」「えっ?それはどういうことですか?」

「いわゆる、早発閉経です。早発卵巣機能不全の外来は全国でも聖マリアンナ医科大学病院しかないので、今から紹介状を書きますのでそちらでちゃんと検査をされてください。」(※現在は他にも外来の病院はあるようです。)

何をおっしゃっているのか理解ができませんでした。パニックになっていたのであまり覚えていないのですが、「それはなんですか?」と何度も同じことを繰り返し聞いていた気がします。先生が、聖マリアンナ医大に電話で予約を取って下さいましたが、混んでいるので2か月待ち、とのことでした。頭が真っ白になりながらお会計を済ませ、「私、まだ32歳なのに、子供ができない」「生理が止まっちゃう」「子供が持てないの?」「どうしてこんなことになっちゃったの?」頭の中でぐるぐるぐるぐる。

そこから約2か月間インターネットでいろいろ調べては落ち込み、を繰り返しながらやっと予約の日がきました。・・・が、都内からは聖マリアンナ医大病院までがとにかく遠い!!そして行きにくい!!(※関係者の方々すみません(^_^;))  無事に着いて診察を受けましたが、持って行った検査結果を見た先生は「masamiさんね、たぶん違うと思うよ 笑 早発卵巣機能不全じゃないと思う。問題ないと思うけど、一応下で血液検査してきて 笑」とおっしゃられたので、不安が一瞬で消え、その場で万歳をしたくなるほどの気分で血液検査を受けました。

・・・が、そんなに甘いものじゃなかったのです。

診療室に呼ばれ、中にいる先生をふと見ると、さきほどの先生の笑顔は消えていました。「ごめんね、やっぱり早発卵巣機能不全だったよ・・・。」そこからは病気の説明と卵子凍結、卵巣凍結の説明、いつ採卵しますか?というお話しだったと思います。当時はまだ独身女性が卵子凍結を受けるのは、なんらかの病気や治療で卵子に影響が出る女性だけでした。(その後、2年ほど経ったころに健康な独身女性でも卵子凍結が行われるようになりました。)

一週間後に次回の予約を取り、その日まで採卵するかしないかを考えてくることになりました。

「なにそれ・・・なんでなの?」 それしか考えられませんでした。

「ピルを飲んでいたでしょ?今はね、ピルは閉経を早めてしまうっていうデータが出ているんですよね。ピルは妊娠している状態と同じ状態にしているんだけど、子だくさんの女性は閉経が遅いんです。ピルでも同じ状況にしているはずなんだけど・・・。そこが薬の副作用なんだね・・・。」とドクターはおっしゃられました。私の中で「????」がいっぱいになり、「えっでも、「5年後の妊娠率をあげてくれるのよ」と言われたんです!!」と思わず強めに言ってしまったのですが、「んー。。。最近分かってきたことなんですよ。まだ、知らない先生もいるから、その時はそうだったので、その先生を責めてはいけないんですけどね。」と諭すように話してくれました。「あの時のあの決断が、ピルを飲んで体が変だったときに止めておけば・・・・。飲むのを止めた後にちゃんと生理が来て子供ができるが心配で、他のドクターにも大丈夫なのか確認して、「飲んでいても問題ない」って言ってたのに・・・。」とにかく後悔と不安とでぐちゃぐちゃになっていました。

(※ピルの服用に関しては、婦人系の治療の一環でドクターの指導、管理のもと、期限を決めて服用することはもちろん必要だと思います。ですが、検査をしても問題がないのに生理痛やPMSが辛い、ニキビの治療のため、妊娠しないように避妊薬として、などの理由での服用はとても危険だと私は思っています。これはあくまで私の個人的な意見です。私のように合わない場合、こういったケースもあることを知って頂くために書いていますので、決してピルを全否定しているわけではありませんのでどうかご理解ください。)

しばらくは家族にも言えずにいましたが、期限も迫っていたので、「ごめんね。孫を見せられないかもしれない。」と実家へ電話をして泣きながら謝っていました。 次の予約日まで短い期間でしたが、色々な人の意見を聞きながら自分なりに考え、一度採卵に挑戦することに決め、排卵誘発剤を打ちに病院への長い道のりを通いました。(←しつこい 笑 都内から本当遠いんですもんーーー 笑)

誘発剤は私にはとにかく体が辛く、肉体労働のこの仕事をしていたのでかなりきつかったですね。気持ちも悪いし、疲れやすいし、お腹は痛いし。

3回目に診察してくださった先生がたまたまいつもの先生ではなく、「この次の採卵は?」と一回目も終わっていないのにお話しされたので、「お金もあまりないですし、今はパートナーもいないので、とりあえず今回だけやってみます。」と先生にお伝えしたら「みんな最低10個は採るまで頑張ってるやってるんですよ!それには一回50万円で・・」と紙に金額と図を書き出し、「300万円はかけないと!そんな一回だけなんてやる意味がないですから!」と言われてしまいました。体もきついし、本当に採卵することが正しいのか、と通院しながらも自分に問いかけていたので、その言葉で何かがはじけてしまったのでしょう、 そこで心が一瞬折れてしまいました。  3日後が最後の注射日でそこが最後のNO!と言える日でした。病院を出た瞬間に母にまた泣きながら電話をかけ、体が辛いことや高額な費用の心配やそのお金をかけても無事に採れるかもわからない不安を一気に吐き出してしまいました。母は「体が辛いんなら止めてもいいんじゃない?あんたは「子供、子供」っていうけど、その前に相手でしょ?自分が産まなくたって育てたら自分の子供なんだから、お母さんだったら子供がいる男性を探すわ。それもいいんじゃない?とにかく、体がきついならもう止めなさい。」と言ってくれました。 

つづく。

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